水稲収穫後の日野菜栽培記録(播種から収穫出荷まで)

最新更新日:2007年12月10日

2007年9月23日

水稲(日本晴)収穫後 日野菜を栽培することにしました。
栽培圃場は日野町三十坪です。
11aのうち約3.3a(45m×7.5)mに作付けします。これは日野菜の栽培を1人で出来る作業量(収穫時から出荷作業の作業量)の限度と考えたからです。但し、畑および減反田で秋蒔きの場合、9月1日、9月15日、10月1日と時期をずらした場合は、10aまでは可能と思われます。
今回は、水稲収穫後ですので、10月1日播きの栽培記録です。

9月23日の「日本晴」です。

2007年9月24日

9月24日収穫完了

2007年9月26日

9月26日すさ稲わらを燃やす。
畑の文字が 火と田から出来ている意味が今わかりました。
それとカブは焼畑が適するとのことで、山形県鶴岡市藤沢集落で続けられている伝統農法,焼畑の真似ごとをやってみました。
蛇足かもしれませんが、この山形県鶴岡市藤沢集落で栽培されているカブは日野菜より少し小ぶりですが白と赤の細長いカブラです。 この「幻のかぶ」日野菜と親戚かもしれません。ルーツをたどると楽しいかも・・・・・・

2007年9月29日

約45m×7.5m枕をはずし耕運場所を決めました。まず苦土石灰粒40kg散布。
元肥は「環境こだわり元肥ハーフコート344」環境こだわり農産物施肥設計標準、10kgを全面散布しました。
環境こだわり元肥ハーフコート344は20kgに対して窒素2.6kg燐酸0.8kgカリ0.8kgです。

畝たて作業

根こぶ病 予防のため「ネビジン」を畝上に3kg入り3袋散布しました。

2007年10月1日

9月30日は久しぶりに1日雨が降りました。畝もだいぶ水分を含んでいるようです。

播種作業はお馴染みの株式会社向井工業の「ごんべい」です。
種は1デシリットル(約0.5合)で余りました。
45m4筋蒔き 5畝 作業時間は 30分はかかりませんでした。

籾殻を畝全面に散布 播種作業はひとまず終了です。

2007年10月4日

播種後4日目 芽が出てきました。

2007年10月4日

本葉がでてきましたが、日照り続きのためか発芽が不ぞろいです。

1回目の間引き作業をおこないました。間引きの後「エルサン乳剤」2000倍10リットルを散布しました。キスジノミハムシの防除です。

2007年10月14日

本葉も少しづつ大きくなってきました。

2007年10月20日

20日目の状態です。夕方撮影しましたので、少し暗いようです。アファーム乳剤2000倍を10リットル散布しました。昨日は、播種以来久しぶりにまとまった雨をいただきました。明日からの成長が楽しみです。

2007年10月30日

日野菜本来の色がついてきました。

大きそうな物を3本抜いて見ました。日野菜本来の色合いも出てきています。播種より1ヶ月が経過し、追肥をおこないました。「868細粒」を全体で10kg手撒です。

今回、栽培の圃場での日野菜ではありませんが、形が整った物がありましたので掲載しました。赤の部分がもう少し多くて、根の部分ももう10cm長く全体で40cmあればすばらしいのですが・・・土壌と栽培時の温度、雨の程度で変わります。根の部分首のところが「地蔵肩」右の写真が標準です。

2007年11月10日

播種後40日が過ぎました。通常ですと40日経つと上記掲載の日野菜ぐらいのものが見受けられるのですが、成長が鈍いようです。日中になると葉っぱに勢いがなく、典型的な根こぶ病の症状が現れてきました。以下11月10日状態です。

まばらが目立つ圃場 10月1日 表示板がむなしく見える。 一部順調な生育の物もありが大半は 汚染されている。

画面右から6本目が正常な物。右5本は成長が遅れている。 左9本は根こぶの症状が著しい。根こぶ病予防のため、播種時「ネビジン粉剤」を表面散布したが左4本はネビジンの粉剤がいきわたっていないところでの物で根も浅い。左より5本目6本目7本目は表面より途中まではネビジン効果が現れているが、根が下に行くにつれ、根こぶ菌に犯されている。
昨年まで日野菜を中心に栽培していた圃場であり一部で根こぶ病が発症していた。、本年5月に水稲「日本晴」を作付け、根こぶ病原菌が圃場全体に広がって感じである。

根の中間や先端などに発症している。

日野菜の ひげ取り機です。人力の3倍から4倍の仕事をしてくれます。
指浪製作所の製品です。

おなじみの日野菜洗い機です。年代ものです。昭和30年代大活躍しておりましたこの機械、しばらく使われることもなく納屋で眠っておりました。駆動関係、足回りを整備し洗いの刷毛を新調しよみがえりました。ただいまは ガタガタ、ゴトゴト 往年の力を発揮しております。

梱包前の日野菜

JA日野菜加工場への出荷に姿です。

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