日野菜の採種圃場栽培基準例

最新更新日:2012年9月8日

1.播種時期 最適期  9月23日(滋賀県南東部)
2.作付け面積 本圃 10a
3.種子量 トラクター2軸ロータリー整形うね立機矢崎同時播種機による4条播き播種間(10Cm)必要量または向井工業製播種機ごんべい必要量
4.播種準備 播種前(約1か月)圃場にたい肥2000Kg、有機石灰(かきがら石灰)100Kg、BMようりん40Kg、油粕100Kg、NPK肥料(14.14.14.)50Kgを施用後、播種は、十分耕起してから、幅120cm、高さ15~20cm程度の高畦をたてる。
5.播種方法 撒播種きまたは条播き、(条播き機械条播きは1畦4条播きが管理しやすい)
6.間引き 間引きは、本葉1枚時、2~3枚時、11月はじめの3回程度最低行う。最終間引きの株間は8~9cm握りこぶし程度の株間とする。間引きを行うときは、次のようなものを間引く
1)生育が旺盛すぎるもの
2)葉の欠刻の深すぎるもの
3)葉柄の赤味の薄いもの
4)抽根部の曲がったもの
7.施肥体系 10aあたりの施肥量 N=8.1Kg P=12.8Kg K=8.8Kg   元肥   完熟堆肥 2000kg   有機石灰100kg   BMようりん40Kg (P=8Kg)   油粕100Kg、NPK肥料(14.14.14.)=元肥30Kg、追肥20Kg。硫酸加里(追肥)10Kg
8.管理 特に中耕等にて、除草を徹底する。日野菜は曲がりやすいので、間引きの時など覆土等により修正する。
9.薬剤散布 主な害虫は、キスジノミハムシ、コナガ、アブラムシである。薬剤は施用時の農薬登録に基づき、容器ラベルを確認のこと。
10.栽培技術のポイント 1)深耕・堆肥の施用・資材の施用等土作りに努める。 2)連作を避け、PH矯正、薬剤施用等により根こぶ病を防ぐ 3)耕種的防除を中心にキスジノミハムシ、コナガの防除を徹底する。

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